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おばちゃんのつれづれ 主にマンガとweb

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もし一冊だけ百合漫画をオススメするなら絶対これ! 西UKO作『となりのロボット』

百合の名作漫画は数あれど、もし私が一冊だけ選ぶとしたら、 西UKO作『となりのロボット』を全力で推す。

 

となりのロボット

となりのロボット

 

おおまかなあらすじ

人間の女の子「チカ」と、アンドロイドの「ヒロ」のほんわかガールズラブ

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ヒロは見た目は人間と全く区別がつかない高性能のアンドロイド、というSF設定だが、だがアンドロイドの設定もしっかり考えられているので違和感無く世界観を楽しめる。

 おすすめの理由

アンドロイドのヒロの考え方や話し方はとってもAIっぽい。ペッパー君と会話しているようなぎこちなさだ。読み始めてしばらくは「こんなにロボットっぽいヒロちゃんを好きになるなんて不自然じゃないか?」と思った。

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だけどヒロちゃんはロボットのロジックの中でチカちゃんをとても大切に思っている。

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キスとは何か、どの部位が何秒接触すればキスなのか、「愛しているからキスをする」という理論が正しいなら「キスをされたら愛されている」は正しいのか、ロボットのヒロちゃんは考え続ける。

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ミリセック=1000分の1秒。ヒロはそんな一瞬のできごとを全力で考え続ける。

 

18禁エロスな展開はないけど、うっすらベットシーンっぽい場面がある。

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ふぉおおお、きたーー///

と思いきや。

 

ロボットのヒロはこんなテンション↓

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ロボットのヒロにとって、「好きな人を触る」という行動は「自分の指先をデバイスに軌跡データをとって開発ツールのモデリング機能に落とし込む」という行動として認識される。

 

やっぱり所詮ロボットはロボットだから人間みたいに愛とか恋なんて分からないのだ、と思ってしまいそうなシーンだが、これはヒロちゃんの最大限の愛の形なのだ。

 

ヒロはここで「想定外の状況で権限を越えた行動を起こす」という自己学習を始める。教えられたことだけを繰り返す機械ではなく、相手と自分にとって最適な行動を模索する、その過程は人間同士の関係と変わりない。いや、人間よりよほど誠実で真摯に相手に向き合っている。

 

 

ヒロちゃんにとっての「好き」は人間の「好き」とは違うのかもしれない。だけどヒロはヒロにとって最も価値のあるものをチカに捧げ、同時にチカにとって価値のあるものとは何かを考え続ける。

 

最後のネタバレはしないでおくけど、泣きました。

といっても悲恋エンドではないのでご安心を。チカとヒロ以外の登場人物も丁寧に描かれていて、誰もが幸せになれる結末です。幸せすぎておばちゃん涙出てきたよ。

 

となりのロボット

となりのロボット