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おばちゃんのつれづれ 主にマンガとweb

おばちゃんがライフハックや日常を書きます

草野誼『かんかん橋をわたって』を嫁姑問題や毒親に悩んでいる人にぜひ読んでもらいたい。

『かんかん橋をわたって』は良くある普通の嫁姑バトルだと思っていた時代が私にもありました。

でもこの話、毒親(あるいは意地悪姑、暴力夫など)がいかにターゲットを追い詰めるかを克明に書いた話だった。サイコパスとかボーダーパーソナリティとかそういう類の人種のターゲットになってしまった人はこれを読むと彼らがどのような手管で善良で全うな人を崩壊させるかが客観視できると思う。でもすごいえぐいので気持ちに余裕があるときに読んでください。

 

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ちなみに草野誼というのは くさのよしみ と読むらしいです。

『かんかん橋をわたって』は一見優しそうな義母が実は嫁いびりしまくっているという展開です。

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夕方嫁が予約設定しておいた炊飯器に深夜こっそり雑巾をひたすという狂気を感じる嫁イビリ。イビリていうかなんかもうわけがわかんなすぎてコワい。

 

 

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鬼義母は、ただ嫁をいじめるだけではない。殴る蹴るや暴言のような分かりやすいいじめはしない。表面上は優しい姑を完璧に演じつつ容赦なく精神を削ってくる。

嫁の携帯電話を隠して実父の死に目に間に合わなくさせるというほんとに人としてやっちゃ駄目ないじめをやるくせに、それを嫁以外の人には気づかせない。だから嫁は悲しいとか悔しいとか誰にも言えなくなる。外見上はあくまで優しい姑に悪口を言ったら嫁のほうが頭がおかしいことにされてしまう。

わかる。こういうダブルバインドに捕らわれてめちゃくちゃ苦しんでる人いっぱいいる。暴力男や毒親って外面はやたらいいんですよ。だからこそ「あの優しい人が暴力なんて振るうわけがない」って言われて危険を冒して告発した被害者のほうが悪者扱いされる。

 

このほかにも大切なものを壊されたり、万引きの冤罪をきせられたり、それでも誰にも相談できずにごりごりとSAN値を削られてみごとボーダーのターゲットがいっちょあがり。

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彼らの手口がほんとすごく克明に描かれているので気持ちにたっぷり余裕があるときに読んでみると客観視できるかもしれません。余裕がないときには読まないほうがいいです。

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わかるーー。

ほんとこういうことするよね。でもこれって傍から見れば「里帰りする嫁に手土産を持たせるよい姑」になっちゃう。だから「そんな意地悪くそくらえ!」なんて言ったら『よい姑にいきなり暴言を吐く気の狂った嫁』ってことになってしまう。そうやってキチガイ認定されて薬漬けにされる人けっこういる。現代精神医療の闇。

 

あとすごく気になるのは、この話に出てくる多種多様な鬼姑の少なくとも何人かはおそらく福祉の手が必要な人達だろうなということ。家族の不始末は家族だけで解決し他人の支援を受けるのは恥という田舎くさい因習はとても危険だ。

もしも現実に鬼嫁に苦しんでいるならカウンセラーでも行政でも近所の人でもなんでもいいからとにかく沢山の人に相談してください。ほんとお願いします。

 

ちなみにこの話、5巻以降超トンデモ展開になる。

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ご新造さまというラスボスが登場して経済封鎖された村を救うのだ!

俺達の努力と友情パワーがあれば悪を倒せる!

という週刊少年ジャンプのようなノリに。

 

姑どこいったよ…