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光永康則『アヴァルト』をオススメできない理由(><)

光永康則作『アヴァルト』はSFのようなファンタジーのような深みのある世界観とそこはかとなく漂うダークっぽさやホラーっぽさが楽しい。似たような設定の話はよくあるけれど、『アヴァルト』は独特の発想がすごくてほんとにおもしろい。

個人的に続きが気になるマンガなので友人知人にオススメしてこのワクワクを共有したいのだけど、気軽にオススメできなくて悶々としている。

 

大雑把なあらすじ

宇宙船の乗組員だった主人公がコールドスリープから目覚めると、乗組員たちが消えていた。そしてどうやら主人公は一万年ほど眠っていたらしく、地球の文明は全て滅びていた!どうするどうなる主人公!

 

以上、おばちゃんによる大雑把なあらすじでした。

しょっぱなから宇宙船、コールドスリープ、消えた仲間、文明が滅びた地球、などSF好きにはたまらない単語が並ぶ。そして文明が滅び中世のような原始的な生活をしているはずの地球にも謎が多い。

 

 

 

個人的にすごく気になるのがこちら。

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建物や道具、服に至るまで全てに継ぎ目がない。

つまり、この世界の建物は誰かが石を積み上げて作ったのではなくてもっと不自然に、強大な3Dプリンターで出力したような作り方をされている。つまり、一見文明が後退した原始的な世界なのに実は誰かが超科学な力を使っている。

 

『アヴァルト』のおもしろいところは「文明が後退したはずなのに強大な科学力がそこかしこに存在する不思議な世界」が「どこか別の惑星」だとか「想像上のファンタジックな国」だとかではなくて「一万年後のリアルな地球」なところだと思う。今私が存在している地球と同じ場所が一万年後にはそんなに不思議で不気味なことになってしまうのか…!という、現実と地続き感がたまらない。

 

一体誰が何のためにこの世界を作ったのか?そしてはびこるモンスターの正体は?主人公を襲う謎の巨人の目的は?

謎は尽きない。続きが気になる。

 

 

なんだけど!

なんだけど!!

 

この話すっごいグロいの!

主人公の子供を守る行きずりの剣士とか、病弱な母親とか、見方になってくれそうな頼もしいオッサン武将とか、すぐ死んじゃうの!

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強大な敵に立ち向かう孤立無援の主人公にやっと仲間ができた!と思うと次のページで死んじゃう。そして死んだことをたいして悲しまない。メンタルえぐる。

 

そして明言されてない微妙なグロさもある。

主人公が目覚めた宇宙船では、主人公以外の乗務員は忽然と姿を消している。そして宇宙船の貯蔵庫にある謎の食料。何の肉でしょうかね…

その他、敵だと思っていたモンスターが実は…というお約束ホラー展開もある。

 

 

すごいおもしろいのに。とっても続きが気になるのに、夜中に一人で読めない…

ホラー耐性のある人なら楽しめると思います。

 

 

 

 この作者さんは『アヴァルト』以外にもいろいろ書いてるみたいです。

『アヴァルト』は本格謎解きも有りつつファンタジーとSFを融合させたような世界観かつホラーっぽい展開もありつつと様々な要素を盛り込みながらも続きがとても気になる展開ですが、過去作品もお色気系から謎解き系まで幅広い作風ですね。